不動産投資は会社にバレる?副業がバレないようにしていること
急に禁止された副業。誰にも言わないのが基本
一部上場の建設関連の会社に勤務している45歳の会社員です。
仕事柄、不動産投資の情報が一般の人たちより早く耳に入るので、マンション投資をしています。
数件持っていて、大体10年目になります。
当初はうるさくなかったのですが、トップがかわってからは副業禁止が社内に徹底されるようにになりました。
週末にバイトとして建設現場の監督とかをの労役提供型の副業をしていた連中も厳しい状況に追い込まれたし、不動産投資もその余波を受けてアウトということになりました。
社内通達が出て、休みの日に他の現場で監督をしていて、事故を起こして、本人は仕事を休むものの、労災適用は受けられない等の面倒なことが続いたからです。
社内において、副業狩りのようなことがしばらく続いて、当然のことながら不動産投資をしているメンバ-は基本的に知らぬ存ぜぬというスタイルに変わりました。
ただ過去に不動産投資をしているということは、本人が平然と口外しているので、それを覚えている人がいるもので、「昔、マンション人に貸していると言っていたね・・」とかの陳腐なやり取りがある事もあります。
その時は「ああああ、あれですか・・数年前に売れ飛ばしました。利が取れませんからね」とか言ってその場をしのぐということも当然出てきます。
仕事中に連絡がこないように、物件の管理は丸投げ
また、管理を管理会社に委託せずに自分でしている小さな物件の場合、直接に頻繁に賃貸人から連絡があります。
私用電話は原則禁止になっているのでも費用が掛かりますが、他の大きな物件と同様に管理会社に賃料回収、トラブル対応を依頼することに変更しました。
源泉徴収票の取得にはひと工夫を
不動産投資の場合、毎年月に確定申告をすることで、利を上げるのが基本ですから、会社からの源泉徴収票が元になってきます。
払い過ぎた税金を取り返すために税務署に行くようにしています。
私のように副業していない一般社員の場合、源泉徴収は申請しないと会社からもらえないので、会社に申請するときに理由つくりが大変です。
私の場合、医療費が大幅にかかったということで、「社印付きの源泉徴収票を出してほしい。』と言って発酵させるようにしています。
仕事に支障がでないように不動産投資を選択。それでもバレる原因とは
私は不動産投資をしていてバレた経験がある派です。私の職場は、今のご時世にしては珍しく副業、兼業が禁止なのです。
私は前から株式投資をしていました。
基本、銘柄を長期で保有し上がった株価の売買差益や配当金で利益を得ていました。
そのうち、株式投資にハマるようになりデイトレードなどをして仕事中でも相場が気になり業務に支障が出るようになりました。
「流石にマズい」と思い、仕事中は株式トレードを慎むようにしましたが、相場が気になって気になって仕方ありませんでした。
どうすれば仕事に支障が出ずに投資ができるか悩んだ結果、不動産投資に行きつきました。
不動産投資は物件を決めた後は管理会社に丸投げすれば運用を全任せできるので仕事中も気にすることがない、と思ったのです。
運用会社を探していて分かったのですが、運用会社によっては連絡がものすごく頻繁に来るところがあるようで、例えば設備交渉の連絡やその修理業者の手配などです。
そのような手配自体は運用会社がやってくれるそうですが、報告事項のようなものが多いところがあり、そういった連絡をいちいちもらっていては気になって仕方ない、と思ったので連絡も必要最低限のところに運用をお願いするように工夫しました。
仕事中に何度も電話で席を外していては職場にバレるので不動産投資とは極力仕事中に向き合わない環境づくりができるように工夫しました。
副業がバレた原因は、住民税
うまくやっていたつもりの私でしたが、住民税の通知が来て職場に副業(不動産投資)がバレました。
給与額に見合わない住民税額だったらしく総務部のヒヤリングが入りました。
ここからがバレた際の体験談なのですが、「不動産投資が副業だったという意識がなかった」という言い訳に徹しました。まず法律上「副業の定義」というものがない、として私なりの副業を考えた結果、不動産投資は副業には当たらないとしたのです。
副業が何故禁止されるのか?それは勤めている会社に不利益が生じるからだと考えた、と話しました。では会社に不利益を生じ得る原因とは何か?
①同業他社へ副業することで顧客、内部情報などの流出があり得ること
②副業にかまけて本業(勤めている会社)が疎かになること
③副業が世間一般に受け入れられないような職種(水商売、詐欺まがい、など)であり、本業の会社の名誉を失墜すること
などであることが考えられることを話し、不動産投資はどれにも当たらないと考えたと説明しました。
よって、不動産投資はそもそも会社に一切迷惑をかけていないため会社が禁止する副業に当たらない、と主張しました。結局、会社からはお咎めなしで済みました。
ただ、その後は会社からのヒヤリングに反抗したような格好になってしまったため、「あいつは面倒くさい奴だ」といった感じに見られるようになってしまいました。
やはりバレないに越したことはないと思いました。
仕事中の電話対応がバレる原因。掛かってこないような工夫が必要
水道関連のパ-ツを製作している町工場に勤務していました。
社員が200人程度の中小会社でした。
ただ数年前に大手の同業の会社に会社自体が買収されて会社の雰囲気ががらりと変わりました。
それまでは、農業との二刀流の人が多くいて、繁忙期にはそれを見込んでのシフトが組まれるようになってるくらい、副業に関しておおらかな会社でした。
ただ買収後は、代々、経営者であった一族が追い出される形になり、親会社から社長、役員たちが下りてきて会社のテコ入れをするようになりました。
大幅な人数カットと少しの給料アップが厳粛に実行されました。
いままであった業務約款にも、細かいことが明記されて、副業は禁止となりました。
農家との掛け持ちの人は、有給休暇をためてその時に使うようになりました。
週末カメラマンのバイトをしていた人もバンド活動をしてライブハウスに出ていることを自慢げにしていた人もそのことを口にしなくなりました。
私の周りには会社の仕事とは別に何か活動をしてお金儲けしている人たちが10数人いましたが、みんな、そのことを口にしなくなりました。
農家の跡取りで、遊休地にアパ-トを立てて賃料収入を稼いだ男は、アパ-トの名義を自分の18歳の子供に置き換えていました。
又駐車場を遊休農地を変えた人は、同様に賃料収入を得ていましたが、会社の雰囲気が変わったので、駐車場のままで土地を売却して対処しました。
私自身は、駅前にワンルームを3戸所有しています。
15年余りになります。
最初は銀行から借金をして、手に入れて、賃料で返済をしていました。
ただ13年目に完済し終わったので、毎月現金収入が入ってくるので、売却するわけにもいかなくて沈黙を保つようにしています。
自分で管理してませんが、管理会社から会社の電話に直接かかってくることが月に一二度あるので、携帯にかけてもらうように変更しました。
社内には副業を誰がしているかは知っている人たちが沢山います。
私もその一人ですが、他の人のことを会社側に漏らすようなことはいませんし、他の人も同様です。
私のしている不動産投資は、日常の会社員生活をしている上では、離席か私用電話とかを極力内容にすることで、建前上は副業していない体裁は保てています。
賃貸人が入れ替わるときに、管理会社と何かと打ち合わせをすることがありますが、その時には終業後にするようにしています。