ボロアパート投資の失敗談
業者の話を鵜呑みにして失敗
業者の人に余っている土地を運用してみないかといわれて、よくわからないままに進んでやってしまったため、あまり返済計画とかを考えずにやってしまったところです。
当初は15年程度で返済できるという計画でしたが、立地条件は学校が多かったり、駅やスーパーなどからもそれほど遠くないのですが、最初のことから空室率が目立つような感じでした。
しばらく待っていれば人が入ってくるだろうと最初のころは楽観視していましたが、なかなか入ってくることはなく半年くらいたっても4分の1くらいは空室になっている状況でした。
焦って募集案内を見直してみたり、内装をちょっと手入れしてみたりもしたのですが、なかなか収入が増えうるような感じにはなってくれません。
いろいろやっているうちに余計な費用がよりかかってしまって、返済計画が当初の計画からかなり変更するようになってしまいました。
掘っておいたらアパートを手放さないといけないかもしれない。と、この時期付近ではちょっと神経をとがらせている環境でした。
今は、レンタルオフィスのような感じの部分も作ったりして収益の改善をしているのではありますが、もう少し計画的に判断するべきだったと後悔しています。
安易にローンを組んで失敗
東建という会社がうちの住んでいる周辺の土地を持っている人にアパートを建てないかと片っ端から声をかけていたようです。上手い話を聞かされ、収入の額なども提示されたようでバブルの時代に建てた自宅のローン返済に困っていた父はその話に乗ってしまいました。
実際はアパートを建てるために銀行から融資をうけなければいけなく、その額は億でした。アパートは2棟建てましたがその資金はローンでまかなうことに。
提示された収入額は2棟のアパートのローンで消えていき、更に維持費がかかるので退去者がいた時は月の収入がマイナスになる事もあったそうです。契約の時はそういう都合が悪くなることは言わなかったようで、はっきりいって騙されたという感じです。なるべくお金がかからないようにアパートのメンテナンスは父は出来るだけ自分でしていました。
それも本業の仕事と並行してなので大変だったと思います。父は母の反対を押し切る感じで始めたので全部1人で東建の方と話したりして経営をしていました。もしかしたら相談相手がいたらもっといい方法があったのかもしれません。
本業の方でトラブルがあり、父は仕事に行けなくなりましたが、月々の自宅とアパートのローンに追われ、思い詰めたのか父は自殺しました。
父がいなくなって1棟のアパートのローンはなくなりました。
その後は母が受け継いでますが、あんな最低なやり方をする会社は人でなしだと思います。恨んでいますし悔しいです。
建物をきちんと確認せずに相続して失敗
アパートを元々父方の祖母が経営していました。祖母はまだ健在ですがゆくゆくのために、アパートは一度私の父が相続をしました。その後に父から娘である私に相続されるような流れで考えていました。現時点ではまだ私自身に相続されていない段階です。
しかし、祖母から父に相続する際、祖母のアパート管理がずさんなことが判明したのです。起こっていた事としては、アパートの1階は美容院に貸しているのですが、祖母の見栄で家賃を10万下げていたり共用部分の廊下などをきちんと補正していないせいでボロボロでアパートの口コミはネットで酷評でした。
築42年目ではいくら鉄筋コンクリートでも手入れをしないと荒れていくのは当たり前でした。
また、内部の老朽化も進んでおり、とある住人がいる1室で水道管が壊れ、風呂場から水が溢れ出して部屋が水浸しになったという連絡が突然ありました。私が相続をする前に、アパートの評価は地に着いたなと手に取るように感じました。
また、アパート経営で収益が得られるのなら良いのですが、これから美容院の賃貸の値上げ交渉が出来ない可能性もありますし、水道管や共用部分の修繕費などで逆にアパート管理に関わる支出が多くなってしまいました。
現在は祖母は完全にアパート管理から手を引かせ、残る家族でちゃんと管理しようとなり、アパート経営を現在たちを含めた家族で行っています。家族でのアパート経営の相続は大体管理者の高齢化がきっかけになると思うので、これから父や私が歳を老いても家族や住人に迷惑がかかるらぬように。判断力のない家族1人に経営を任せる事をやめようという結論に至りました。